チタン冠
- 2026年7月17日
- お知らせ
久々の更新です。
健康保険の治療で奥歯に被せ物をする場合強度の問題で金属の被せ物を使う事があります。一般的な銀色の被せ物は以前は金パラと呼ばれる金、銀、パラジウムを主成分とする合金を通常使用していました。これが金属価格の高騰に伴い金属価格が保険点数に反映されてここ数年でどんどん値上げされています。特に2026年の6月から大幅アップになりました。実は一時期金属価格の高騰に保険点数が追い付いていなく金属の被せ物を使って治療すると金属の使用量によっては歯科医院側の持ち出しで治療すれば赤字になるという事もありました。保険点数が歯科医院側からすれば改善された事により現在は赤字では無くなったのですがその結果患者さん側からすると改悪で患者さんの費用負担が増えている状況です。
数年前から金パラに代わる材料として金属代の安いチタンが保険適用となり現状では大臼歯に被せ物をする場合3割負担の患者さんで1本あたり約3000円治療費を安くする事が出来ます。金属アレルギーの心配も少なく軽量で強度の高い材料なので当院では積極的にチタンを使う事が多くなりました。金パラに比べると調整が大変なのと使えないケースもあるのですが適応ケースも最近広がっています。
ちなみにCAD/CAM冠、PEEK冠と呼ばれる白い被せ物も適応範囲が広がり奥歯にも使えるようにもなったのですが噛み合わせによっては強度が不足して割れやすかったり脱落しやすかったり色々と問題があります。こちらの材料については改めて書こうと思います。

これがチタン冠です。金パラの物よりも少し光沢がないですが見た目は大きくは変わりません。